2023年best_animation_JP決定戦

「たぶん面倒になっていずれ書かなくなるやつ」をご覧のみなさんこんばんは、best_tubuko_JPです。

もう新アニメも始まっている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 

今年(書いているうちに今年ではなくなってしまいました)はちゃんとアニメ個別の記事も書いたしやらなくてよくない?と思ったけどまとめることで24年に進める気がしたのでやりましょう。

今回も便宜上順位をつけましたが、それは俺の好みであり作品の良し悪しではありません。

面倒な余談もなしで今年は簡素にベスト10だけいくわよ~!

 

※これは単純な好みとして、2期以降のものは選出しないがちです。あと俺はラブコメが好きっぽいです。

 

 

 

第10位 「好きな子がめがねを忘れた」(23年夏)

ブコメっていうのは8割くらい主人公の好感度に左右されると思っていて、だって俺がそいつのこと気に食わなかったらそいつを好きなヒロインだってくだらなく見えちゃうわけじゃないですか。

その点小村くんは本当に善良で、もちろんめがねを家に持って帰った挙句そこに本人がいるかのように扱うキモさはあるんだけど、でも好きな女の子の前では男ってみんなキモくなっちゃうもんですからね。

女性声優のお渡し会とか後ろから見たら全員田んぼで見たら死ぬタイプの動きしてるし。(なんでも女性声優くん)

シチュエーション先行に見せかけてちゃんと地に足のついたところもあって、いくら三重さんがアレでも毎日忘れてるわけではないからまあまあの速度で作中の時間を流れていくし、中学生くらいだと女の子のほうがませているので攻めに転じるのも早い、みたいなそういうバランスが好ましい作品でした。

 

 

第9位 「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」(23年秋)

ブコメっていうのは8割くらい主人公の好感度に左右されると思っていて、だって俺がそいつのこと気に食わなかったらそいつを好きなヒロインだってくだらなく見えちゃうわけじゃないですか。

その点愛城恋太郎は……このくだりもういいよな?

出オチみたいな設定とテンポのいいギャグが持ち味ではあるんだけど、やっぱりラブコメとしてやっていくにはヒロインがかわいいというのは必須なわけで、100人も持つのかは心配だけどアニメ化範囲内での6人はみんなかわいく描けていてえらかったねえ。

最近のメタって1対1だと思うんだけどハーレムものってやっぱり故郷の味を感じるものでもあって、「俺って好本さんのことが好きなはずなのにどうしても院田さんの魅力に逆らえない……」みたいな、”そういうアニメ”にしかない楽しみがきっちり存在していたのがうれしいアニメでした。

 

 

第8位 「陰の実力者になりたくて」(23年冬秋)

1期のタイミングが微妙だったのもあって資格なしにしようかとも思ったけど、このアニメを外して23年アニメシーンを語るのは不可能だなと思い選出。

1期のころは正直ジミナ・セーネンとかドエム・ケツハットみたいなインパクトで押しつつハンバーガーの包み紙みたいな小技も効いた(メイプルに似た服装のおっさんが出てくる)アニメだなくらいの認識でいたけど、2期での加速が尋常ではなかった。

まず分割だろうと前回の放送から期間の空いたアニメというのは話を思い出すところから始まるわけで、思い出す前に求心力を失ってしまうとそこでおしまいなんだけど、それがお姉ちゃん同伴の遠征から始まるわけじゃないですか。

お姉ちゃんが嫌いな弟なんていないので即座に前のめりになれるわけです。

その上で繰り返される「月が赤い」「暴走が始まる」「死にたくなければ逃げろ」「残された時はわずかだ」のセリフ、この作品の空気を思い出さずにはいられない。

そういった緩急のつけかたが本当にうまいアニメだったなと思います、突然8話にOVAが挟まって1期では実現しなかった全員VerのDarling in the Nightが流れたりするし。

オタクの記憶力はカスなので最終話では「1期1話と対になっていることはわかるぜ……!」くらいの解像度にはなりましたが、それでも失速することなく32話を走り切ったのはお見事。

 

 

第7位 「スパイ教室」(23年冬夏)

「誰が好きでも舐められる」というある意味平和の象徴みたいなアニメ。

「危険を意味する赤信号で満ちた瞬間が交差点では一番安全」という西尾維新の言葉を思い出さずにはいられません。

1期は序盤をギミックの説明に割いた関係かあまりしっくりきていなくて、たしかにオタクは数を数えられないけど女性声優の声は認識できるからうまく表現するのが難しいなとは思うけども。

とはいえOP映像をカットするんじゃなく自然な撮影でエルナを見切れさせて満を持して正規の映像をお出しするほうが面白かったと思うんだよな……。

2期に入ってからはスーツケースにしまわれたおじさんから始まりトンチキに磨きをかけた展開が続いていて本当に見やすかった。

エルナちゃん削り機で1話回すのは本当に意味不明だし、CM回収が流行っていた中で逆に印象的なCMを回収しない豪胆さにも恐れ入った。

最終話が日常回?だったのもオタクは当然大好き。

終わりよければすべてよしを地で行くのでこの順位だけどジビアたむがいつのまにかリリィとニコイチのアホ枠に収まっているのは許さないよ。

 

 

第6位 「お兄ちゃんはおしまい!」(23年冬)

好きなアニメの中にも言葉が自然と出てくるタイプとそうでないタイプがあって、このアニメはあんまり俺が言うべきことはないな……という感じがある。

あえて言うなら、シンプルにアニメーションのよろこびが詰まっている作品。

ともすれば僕たちは路傍に咲く一輪の萌えばかりを評価してしまうけれど、大切に育てられ適した花瓶に活けられた萌えはもはや芸術の域に足を踏み入れるのだということを思い出させてくれたね。

たしかにお兄ちゃんは造形からして既に萌えなんだけど、明らかに音や動きがつくことで萌えが際立っているところがあって、その上で萌え一本ではなく意志を持ったタッチや構図で同じ味が続かないようにしていたのが素晴らしかった。

個人としては最終話の結論にあんまり納得できなかったので円盤購入までは至らなかったけど、それを差し引いてもいいアニメだったなと思うね。

 

 

第5位 「私の百合はお仕事です!」(23年春)

ここからはもうかなり趣味の順位になっちゃうけど、まずシンプルに白木陽芽さんがガチで萌えです。

したたかなんだけど詰めが甘くてたまーに根っこの善性が自分の理性を押しのけちゃう人好きなんだよなあ。

あとOP後に流れる小倉唯さんのCMがガチで萌えすぎて順位押し上げてるみたいなところもある。

話としては陽芽と美月の話がすごく好きでこの路線で続いていたらもう少し評価が上がったかなとも思うんだけど、途中からレズ怪人が現れてすべてを破壊していきそういうオタクがワラワラしてきたのが惜しかったな~~~~~。

このツイートはあとで消えます。

でもカットによって眉毛の尖り先が変わる白木陽芽さんがガチで萌えなのでこの順位です。

 

 

第4位 「お隣の天使様にいつのまにか駄目人間にされていた件」(23年冬)

間違いなく23年のトップランナーだったね。

真昼さんが宇宙にいったから23年は宇宙をモチーフにした作品が当たったし、真昼さんがCMを回収したからおと銀侯爵邸アリスギアもCMを回収したし、真昼さんがウエハースになったからブルーアーカイブもウエハースになったしカッコウの許嫁は半額になったといっても過言ではない。

多少勢力は衰えたもののいまだに「デートの定義を考えればデートになりますよ」「明日の昼食はオムライスにビーフシチューをかけましょうね」等が部族の言葉として残っているあたり歴史に残るんじゃないだろうか。

画面は若干崩れがちだったところはあるけれど絶対に天使様(その呼び方やめてください)の顔面だけは死守するという心意気だけは伝わってきたし、なにより「オタクの妄想みたいな萌え女とほぼ同棲」「超ネタバレCM」「自信のある回の前でキャスト特番」とかいうわざとやってんじゃないかというくらいの舐め要素をすべて吹っ飛ばすくらいのカウンターを食らったのが本当に気持ちよくて……。

俺って相手の結婚式を破壊しなさそうな誠実な男の人が好きなのかも。

パッケージイベントでの2期発表の仕方が本当に小賢しくて、一回完全に〆て全員退場した後におもむろにPVを流し始めて2期決定ドン!キャストがわー!みたいな、でも俺このアニメのなんか微妙にズレてるところが本当に大好きで……。

 

 

第3位 「最強陰陽師異世界転生記」(23年冬)

本当に最終話の途中までアミュが勝つなんて脳をよぎることすらなかったのに突然「妊娠して高校退学して駆け落ちしました」みたいな展開で勝利して夜中なのに絶叫しちゃったしその勢いで円盤予約しちゃった。

イカっちも陽芽さんよろしく「したたかなんだけど詰めが甘くてたまーに根っこの善性が自分の理性を押しのけちゃう人」なわけだけど、でもこいつは絶対イーファの結婚式を破壊するだろうなという確信だけがある、破壊したんだった。

卒業式でオタクと肩を組んで号泣しながら合唱したい曲ナンバーワンであるところのリンクがEDテーマだったのも評価が高いし、ストーリーの進行に合わせて歌唱担当が増えていってそのたびに映像も変わっていくっていうひと手間を惜しまないいいアニメだったね。

単に空いていたスペースに新しい子が入るんじゃなく同じ場面だとしても位置関係が変わっていたりして、確かに人間関係ってそういうものかもって思ったり。

そのリンクの各キャラクター歌唱バージョンが収録されたTVアニメ『最強陰陽師異世界転生記』キャラクターソングミニアルバム「リンク」には17曲も収録されていてまさに最強。

めちゃくちゃ面白いってわけではないんだけど無視できないような愛嬌があって、なんかそういうセイカっちっぽいところが好きだったのかも。

いやアミュが勝ったからだわ。

 

 

第2位 「星屑テレパス」(23年秋)

TLに原作勢がワラワラいると一歩引いて見がちなんだけど、1話の時点で本腰を入れて見るに足るアニメだというのがすぐ分かってワードミュートから入ったね。

アニメにおいて(アニメじゃなくても)言葉にするのが苦手だというのはよくある話だし自分の居場所を見つけられずにここではないどこかに行きたいとぼんやり考えているというのもよくある話で、ただその二つを重ねたときに「コミュニケーションが苦手だけど自分の殻に閉じこもるわけではなくそれができる相手を探しにいこうとする前向きさがある」という推進力に変わるのは盲点というか、小ノ星さんの強さが感じられてよかったね。

逃避であっても進んでいればそれで正解なんだよな、宇宙に上下はないんだから。

オタクは当然雷門さんなのでそういう小ノ星さんのことを少しだけ眩しく思っているし、強くなったわけじゃなく最初から強いんだよなと彼氏面もしちゃうわけ。

能力でしか自分の居場所を確保できないと思っているのもよくある話だしそれができないと分かっているから自ら手放そうとするのもよくある話で、でもそういうのって例えば平手打ちのような痛みで直接(まるでお前の考え方が間違っているかのように)目を覚まさせることが多いと思うんだけど、そうではなくそうさせてしまった、気づいていたのに何もできなかった己をもって寄り添う姿勢を見せたというのもすごく好みでした。

普通とか当たり前ってなんだろう、そう考えるきっかけをもらったのかも。

それはそれとして最終話を性行為の話だけで終わらすな!!!!!!!

 

 

第1位 「ワールドダイスター」(23年春)

個別記事を書いたからここで書くことは特にありません。

気になる人はこっちの記事もチェックしてくれよな!

今オタクが気になっているのは静香さんのお誕生日がどうやら決まるらしいということです。

場合によっては殴り合いになるかもしれないね。

 

……

…………

いかがでしたか?

せっかくなので例年通り20~11位の作品もタイトルだけご紹介。

 

第20位 「おとなりに銀河」(23年春)

第19位 「転生貴族の異世界冒険録」(23年春)

第18位 「江戸前エルフ」(23年春)

第17位 「冰剣の魔術師が世界を統べる」(23年冬)

第16位 「ダークギャザリング」(23年夏秋)

第15位 「山田くんとLv999の恋をする」(23年春)

第14位 「僕の心のヤバイやつ」(23年春)

第13位 「攻略うぉんてっど!異世界救います!?」(23年秋)

第12位 「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」(23年夏)

第11位 「異世界のんびり農家」(23年冬)

 

みんなのお気に入りのアニメはあったかな?

今年はなんと250作程度(ショート、視聴中含む)のアニメを見ていたらしく、マジでウケんね。(心の中のギャル)

素晴らしいアニメにたくさん出会えて大満足の一年になりました。

みなさま、2023年を戦い抜いたアニメたちに今一度盛大な拍手をお願いいたします。

 

それでは2024年もより多くのアニメと出会えることを祈りまして、2023年best_animation_JPを受賞した「ワールドダイスター」よりこちらの言葉を借りまして閉会の言葉とさせていただきます。

 

「そしたら……そしたらいつか、一緒にアニメ見ようね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・おまけ

……

みんなもう寝静まったかな?

それじゃあやっていくぜ「第2回best_voiceactress_JP」決定戦を……。

こっちもショートバージョンだぜ……。

 

それじゃさっそく発表します、栄えある2023年best_voiceactress_JPは……

 

best_animation_JP部門にて

第1位 「ワールドダイスター」より 鳳ここな役

第4位 「お隣の天使様にいつのまにか駄目人間にされていた件」より 椎名真昼役

Wikipediaで役を確認したらスクロールしないと全部見れなくてドン引きしたこの女(女性声優をこの女とか呼ばないほうがいいですよ)~~~~~~~~~~

 

石見舞菜香」さん

 

に決定です!おめでとうございます!

ちが……浮気とか私そんなつもりじゃなくて……

本業がアニメに出ないで歌ばっか歌ってるんだから仕方ないだろ!!!!!!!!

 

女性声優、適度にアニメに出てほしい、本当に。

 

本当におわり